2017年10月18日
ものづくりの大先輩から
.渋谷の街角でたまたま見かけた2台の古い英国車。ロールスロイス・シルバークラウドとMG(TD)
どちらもとっくに還暦を過ぎた大先輩たちです。 聞いた話では戦後の六本木界隈ではMGを始め英国製のスポーツカーを乗りつけて夜の街を徘徊するのがおしゃれだったとか。そんな中の一台がこのMGだったらしいです。
戦前から(もちろん太平洋戦争)イギリスでは大量に作られた乗用車のエンジン、足回りを利用して自前の軽快なボディを乗せた軽スポーツカーが数多く登場しました。大メーカーよりも小規模な工房が作る場合が多く、バックヤード・ビルダーと呼ばれた中から今日のロータスやジャガーも生まれました。 今では死滅してしまったブランドも数知れず。MGも今や歴史上のクルマです。
さて、エンジンや複雑な足回り部品を自製しなくてもスポーツカーは作れる・・・・・・お気づきですか?EVにもそんな大きなチャンスが秘められています。事実、中国の新興メーカーはいずれも自動車業界の初心者ばかり。複雑なエンジンを自前で設計、生産しなくても電池とモーター納入業者を選べばカーメーカー参入です。
最初のテスラもそうでした。これからも第二、第三のこうしたメーカーの出現が予想され・・・・・、ということはスポーツカーの世界もこれから無限の可能性が? ことによるとメイドインチャイナのスポーツカーで夜の中華街を流すのが10年先のトレンドになって・・・・・・・いないという保証はありませ・・・・ ..