2017年09月27日
史上最高カブに
間もなく生産の累計が一億台に達しようかという、日本を代表する国民車;スーパーカブ。郵便局の赤いバイクも新聞配達の紺のバイクもほとんどがこのスーパーカブです
・・・・・・・けれども、今国内でスーパーカブを買おうと思ったらそれは全部中国製、国内で生産されていた背の低いリトルカブは先月で生産が終わっています。
そのカブが国内工場に帰ってきます。けさのニュースによりますと、中国生産されていた現行カブをモデルチェンジし、国内工場に生産を移管するというもので、クマモン・バージョンで知られる原付スクーターに次ぐ国内への移管となるようです。
現行の中国産のカブは数度のモデルチェンジを経て歴代でも最大サイズ。初代のようにもなかを合わせたようなプレスボディではなくなり、スクーターのようにフレーム構造にプラスティックのボディを纏っています。その気になればフレームだけで走るストリーキングだって可能。来月登場が予定される新型もこれに倣うでしょう。
サイズがどうなるかも興味津々ですが新型で予想される要素は以下の2つ
・おそらくガソリン車としての最終版になる可能性が濃厚
・遅かれ早かれ電動版が登場するのは濃厚。
そうなると、両者で車体を共有するのが効果的で電動版を成立させる為には軽量化が絶対条件です。
リトルカブが低めの車体で好評だったことから基本設計もこちらが叩き台になるのでは?というのが私の予想です。
大径タイヤの需要も東南アジアを中心に無視できないボリュームがあるので、両面作戦ないしはオプション設定が必要になるはずです。
ということは今あるカブが史上最大のモデルとして歴史に残る可能性も濃厚で、高止まりの市場価格の推移と共に11月の発表が堪らなく待遠しく思えてきます。