2017年09月20日
sargent peppers lonely hearts club band
ビートルズの歴史的名盤、結局買ってしまいました。とりわけA面だけは昔、何度も聴いたので、またもやB面から針を落としてみます。
最近、この表現めっきり聞かなくなりましたね。私が新人の頃はレコード再生には、必ず針を落としてから頭出し作業が必要でした。あの頃スクラッチノイズを音楽に取り込んだクインシージョーンズの新譜が話題となっていました。が、程なくしてCD盤が登場、あの頭だし作業が日本中で歴史上の職人芸となったものでした。
さて、サージェントペパーズのアルバムが世に出た50年前、世の中はグループ・サウンズ旋風が吹き荒れていました。ザ・タイガースにテンプターズ、あるいはスパイダースといったグループが人気を二分したものでした。若者{男}の長髪が市民権を得たのもこの頃のこと、女性は流行り始めたミニスカートを一人一着以上は買っていて、見た目はともかく、その軽快さと足裁きの自由さを謳歌したものでした。
当時の国鉄には寝台特急電車の581系が登場{68年}したりNASAの三人乗り宇宙船アポロ計画がスタートし、やがて月面着陸という大きな目標に向かって行きます。
お茶の間では毎週、ザ・モンキーズのテレビ番組やドラマ、かわいい魔女ジニーに夢中になったり、オリンピックと万国博の狭間にあって,なんだかわくわくするようなプロジェクトが沢山あったものでした。クルマを見ても当時はコスモスポーツにトヨタ2000GT、センチュリーに510ブルーバード、ホンダのN・・・・と超・盛りだくさん。今じゃ考えられない品揃えです
あの頃のわくわく感、楽しい予感というものを今の若い人たちにどのように体験してもらうか・・・われわれ年長世代に課せられた課題かもしれません。