2017年09月06日
SIMPLY AMAZING
日産グローバル本社(横浜)のお披露目でカルロス・ゴーン社長(当時)が新しい電気自動車、リーフを発表したのは2009年夏の頃。それから8年が経ちリーフは新型にモデルチェンジ、同じ横浜のグローバル本社で発表会が行われています。
姿を現した新型はこれまでとほぼ同じ大きさ、室内空間も変更はないようです。計器盤もセンター付近は従来通りの位置にナビ画面、エアベント吹き出し口があります。スピードメーターはノートのようにアナログっぽいグラフィックに仕上がっています。
一番目につくヘッドランプはこれまでの縦目からフツーのタイプに。立派なフロント・グリルが備わったことも普通化の一端でしょうか。顔つきやバックドアのデザインは大きく変わっていますが前後ドアガラスはこれまでと同じ、今までのフロントワイパーの替えゴムもそのまま使えそうです。いわゆるビッグマイナーと呼ばれるモデルチェンジです。
8年前と比べてEVを手がけるメーカーも増えました。選べる車種の数も激増した中で、世界規模の販売実績を残し、モデルチェンジして第二世代に移行するのはこのリーフが初めて。
2009年に電気自動車が発表された時点で今日の状況を正確に予測したプロが、果たして何人いたでしょう?クルマの社会はここ数年で劇的な変化を見せようとしています。街中でテスラの新車を見かけることも珍しくなくなりました。ドイツ大手の各社カタログには既にEV仕様がリストに並んでいます。
(写真はイメージです)
注目は新技術の投入、ワンペダルドライブやプロパイロット導入は既にアナウンスされたとおり、会場では自動縦列駐車のデモンストレーションも行われています。何よりも気になる航続距離は400km(カタログ値)これまでより3割以上も増加した計算です。
モーター出力は110kw/150ps、トルクは32.6kgmに強化、バッテリー容量は40kwhに増量しています。多分、急速充電でも200km以上の航続距離は確実に確保できそうです。東名高速の場合、牧之原・草津で充電すれば西宮・神戸まで走りきれる計算です。(欲しい!)
そして、発表された価格はこれまでとほぼ同等・・・・悩ましい限りです