2017年07月06日
goodwoodのころ
6月のイギリスは夕暮れも遅く、ウィンブルドンが始まる前の今が絶好の観光シーズン!旧いレーシングカーの祭典「グッドウッドフェスティバル」も6月末に行われます。場所はロンドンの南、英仏海峡にもほど近い場所にある大富豪の敷地内というから驚き!イベントとしてはまだ比較的新しい方ですが、既に四半世紀。これも歴史です。
今ホンダの青山ショールームにはちょっとしたグッドウッド会場が再現されています。展示されているのは60年代の往年のマシンたちからセナが愛用したマシン迄色とりどり・・・・・
中でも目を惹くのは第一期F1参戦期に二勝目を挙げたマシン,RA300です。
12気筒空冷ツインカムエンジンはドライバーのすぐ後ろ、ボディの後ろ半分を切り取ってエンジンを直につないだような構造は、当時画期的な軽量化の手段でした。当時のホンダは軽乗用車市場に本格的に参入を図っていた頃。N360が爆発的ヒットとなり、後の新型開発に多忙を極めたため、F1活動も中断を余儀なくされました。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだった当時のホンダ。でも、当時の印象はまだまだバイクの得意な後発メーカーのひとつに過ぎませんでした・・・・・・
バイクのレースで世界一を目指した60年代のホンダの意欲作がRC166。
こんなスリムな車体に横置き6気筒エンジンです!50cc原付よりもちいっさなシリンダーが横並びに6個!圧巻です。
やはり圧倒的な成績を残しながらも規則の変更でやむなく撤退、強すぎる日本車には規則変更で対抗してくる欧州勢という構図は今に始まった話ではないですね。このあと日本では有名なナナハン「CB750」がデビューを飾ります。
RA300(1967年)、RC166(1966年)の展示期間は~7/3まで。イベントは15日まで