2017年03月21日
さよならE2
北陸新幹線車両の一部E2系新幹線車両の引退が決まりました。長野冬季オリンピック開幕に合わせて開業と同時に導入された車両なのにもう、引退です。高速輸送を担っているので老朽化は禁物、選手交代は仕方ありません。
20年前といえば、まだ碓氷峠が現役だった頃、横川と軽井沢駅のあいだでどの電車にも補機と呼ばれる機関車が併結されて、国内有数の急勾配を上り下りしていたものです。あさま型と呼ばれる特急電車189系も97年で見納め・・・・・・標高1000m近い軽井沢までの勾配を補機にも頼らず高速で駆け上がってゆく新幹線は新しい鉄道時代の代表選手でした。その看板役がE2系、安中の手前あたりからトンネルの中でグングン高度を上げて行き、気がついたらもう軽井沢のスキー場が目に飛び込んできます。軽井沢の駅南側も大きく様変わりしています。それまではガード下をくぐって遠回りしていたのが、今では大きなアウトレットモールと駐車場に並ぶ車の列が圧巻です。
20年で軽井沢や長野の景色と人の流れを大きく変えたE2系、アイボリー系のボディーカラーは古さを感じさせない優れたデザインでしたが、もう見納めです。果たして横川の鉄道文化村に車両展示される日が来るのでしょうか??