2016年12月11日
再び最強タッグ
ハワイ真珠湾攻撃には、当時すでに制式採用されていた零式艦上戦闘機(=ゼロ戦)も参戦しています。岡田准一クンが主演した映画・永遠のゼロが公開されたのは今から3年前のこと。特別攻撃隊のパイロットを演じた作品でした。映画の舞台となった鹿屋(かのや)基地は現在海上自衛隊基地となっていて、史料館には復元再生されたゼロが展示されています。(写真は後期の52型)
撮影前、実際にこの地を訪れ、役作りに没頭した岡田クン、奇跡的に生き残った実際の特攻隊員の肉声も聞いて、演技に生かしたのだとか・・・・・・そんな岡田准一、山崎貴監督が再びタッグを組んだ新作映画「海賊と呼ばれた男」が公開されました!戦後の実話を基にしたストーリーを老け役も含めて監督直々に指名の岡田クンがどのように演じているのか興味津々です.
そんな岡田クンがもう一つ情熱を傾けている番組「GROWING REED(グローイングリード)」・・・・・来週のゲストは山崎貴監督です!!
(この番組は、radikoのタイムフリー機能では聴取できませんので、ライブでお聴きください)
注目の映画「海賊と呼ばれた男」は実在の出光興産と出光 佐三(いでみつ さぞう)の創成期から戦後の苦難と興隆を描いた一代記で、ストーリーは百田尚樹の原作。監督と脚本は山崎貴、
冒頭からいきなりB29と二式複座戦闘機の空戦シーンから始まります。上映後の男子トイレの込み具合を見ても山崎ファンが相当詰めかけている印象・・・・・けれどストーリーの心髄は石油メジャーに翻弄され続けながら、意地でも戦いを辞めなかった國岡(岡田准一)の半生をリアルに描いた長編ドラマ。
何といっても60歳代の國岡を熱演する岡田クンは國村隼を相手にガプリ四つの演技で全くひけをとらない迫力を感じさせます。そういえば劇中の名前「國岡商店」って國村と岡田の頭文字じゃん!と気づいた時には、帰りの電車の中で思わずニンマリとしてしまいました。
それにしても、海外資本に翻弄され、海外情勢にカンタンに左右されてしまう日本のエネルギー事情が、いまだに何ら変わり映えしないのは、このストーリーがまだまだ続いているような錯覚を覚えます。
つい数日前、昭和シェル石油と出光興産の提携話が再びニュースになったばかり。互いに2割程度の株式を持ち合い、製油所などを一体運営するという案に対して出光の創業家が異を唱えているというものです。
映画にも描かれていますが、店員(社員)を家族のように扱い、戦後の経営危機にもリストラを行わなかった出光。福利厚生の面でも定評のある出光らしい意向だと感心してしまいます。まだまだ終わらない國岡のアナザー・ストーリーはどんな展開を見せていくのか・・・・今後もこのニュースの行方が気になります