2016年10月01日
SCOOP
10年以上も前からカメラ好き、写真好きでも知られておりシドニー五輪取材のプレスカメラマンも嫁とりも果たした経験を持つ福山雅治が、ヤクザでスケベな芸能カメラマン役を演じているのが今、公開中の映画「スクープ」です。
吉田羊、リリーフランキー、滝藤賢一と云ったベテラン勢もいつもとは違った迫力ある役どころで大活躍しているこの映画にサブタイトルをつけるならば新米パパラッチ記者の愛と青春の旅立ち,ってなところでしょうか?いま大活躍の二階堂ふみちゃんが新人記者の成長ぶりを文字通り体当たり演技で(こういう場合は大抵♡ねっ)魅せてくれます。(石川恋ちゃんの艶姿も!)結婚もし,父とな(ることが判)って初めての公開映画となるフクヤマにとっても、汚れ役への挑戦は勿論大冒険です。
劇中には実際に起きた数々の事件現場がネタとして話題に上る他、撮影が済んでから俄然話題になった雑誌の実名も飛び出したりします。映画の途中で登場するロバートキャパのあまりにも有名な一枚の写真が物語の結末を暗示していますが、(あらすじが読めちゃいます)当時もあの写真の公開に当たって凄まじい葛藤があったのだろうな、と推し量られます。が、何よりもこの映画の一番問題なのはフクヤマ・ファンに薦めるべき作品かどうか??
カンヌで拍手喝さいを浴びた経験から本格的な演技派を目指すつもりなのでしょうか・・・真意はわかりかねますが、熱烈なファンならば思わず引いてしまいそうなセリフ、設定、シーン、下ネタも数多く素直にどうぞとは言えないかもしれません。「死ぬほど好きだったら見ちゃいなさい」とだけ、進言しておきましょうか・・・
(凶悪事件発生現場??)