2016年09月19日
写真の歴史を振り返る
ミッドタウンの一画にあるフジフィルムスクエア、その一部はカメラの歴史を振り返る写真歴史博物館になっています。暗い部屋の一画にピンホールを開けて壁面に映った風景を模写するところから始まって銀盤に塗った感光材を光に当てて光の濃淡を記録する方法が発明されて・・・・30年前の写ルンですやデジタル化に至るまでの歴史をガイドツアーも含めて駆け足で振り返ることができます。
今年はカード媒体記録式のデジタルカメラの本格的な量販が始まってほぼ20年。同じ頃フィルムメーカーが大同団結してAPSシステムという小さなフィルムの企画がスタートしましたが百年近い35mmフィルムに太刀打ちできるものではありませんでした。ミノックス、110フィルム、ディスクカメラは言うに及ばず・・・・・10年ほど前には、世の中ほぼデジタルカメラ一色に塗り替えられた後でした。
スーパーのレジ横では必ず見かけたフィルムも見かけなくなった今でも、写ルンですは健在なばかりか、インスタント写真のチェキも現役です。撮ったその場で持ち帰れる、捨てない限りずっと紙に残せるアナログな写真の魅力は少しも色あせていません。パソコンを持っていなくても、デジカメのカードを写真屋さんに持ち込めば、今まで通りプリント写真が手に入るので、高齢者にとってもデジカメは馴染みのデバイスです。
それはそうと、最後に自分で白黒フィルムを現像したのはいったい何年前のことだったんだろ?・・・・・(2007年4月が今のところもっとも最近です)