2016年08月26日
NSX
いよいよホンダの新NSXが登場です。セナが試乗したオールアルミの先代からは、もう26年も経ちます。エンジンは同じV型6気筒でもツインターボ装備で500馬力以上、トルクは55kgもある「日本車」です。しかも、これに電気モーターが加わり、前後併せて30kgのトルクで四輪をアシストします。エンジンパワーだけでも最強の部類ですが発進トルクの強大なモーターがこれに加わったら、その加速力はちょっと想像がつきません。
しかも、コーナリングではこのモーターを上手に操ってハンドルを切った通りに軌跡を残すよう、こっそりと黒子が仕事します。もう、これで気分は一流ドライバー!
二人分の座席の背後には電池を挟んでエンジンがあります。
その高性能なエンジンをガラス越しに見えるような演出が高額な出費に報いてくれます。ウィンドウガラスの後ろはトランクリッド、S660よりも遥かに大きな荷物が積めそうです。CAが使うようなキャリーバッグなら二つ分といったところでしょうか
お値段は軽く2000万円をオーバーします。ライバルはフェラーリかランボルギーニか?1000台くらい売れたからって数百億以上の開発費すらペイできそうにもありません。2000台?3000台?も売れたら採算が取れるでしょう。そんなお客さんが日本にいるかどうか?大丈夫、中東や中華系の富裕層ならまだまだたくさん居そうです。バブル時代の真っただ中に生まれ、消えていった初代NSX。新型もきっと記録的な販売成績を残すでしょう。
生活に余裕があれば、頭金80万に月々45万で60か月後には我々日本国民でも自分のものにできるようです。が、何気なく展示されていた軽自動車のN-ONEに乗り込んで、何となく安堵感を感じたのもまた事実です。