2016年08月09日

お盆休みが終わったあとで

ヒルズにも姿を現した新しい「プロパイロット運転も可能な」日産の新しいセレナ。月末に発売された暁には大きな話題となるに違いありません。
Cimg9802これまでのオートクルーズ機能と違うのはカメラ映像の画像解析をもとに車の側でハンドル操作を自動化したこと(もちろん電動パワーステアリングがあってこその話です)ハンドルの青いボタンを押して、セットボタンを押せば前の車と一定の間隔を保ち、渋滞中でもゴーストップを繰り返してくれます。ただし車線変更は自ら行うことはなく、ハンドルから10秒以上手が離れると機能そのものが解除されます。つまり、よそ見運転は出来ても、無人運転は出来ません。ワイパーやライトもオートにセットすれば人間が決めることは車内の温度と次に聞きたい曲(局)くらいでしょうか?(これは愚問でしたね)あくまでも単一車線でのみ前車を追随するだけなので、右隣の車線がすいすい流れ始めても反応はしません。前車がサービスエリアに直進していったら・・・・・そのまた前の車に追随するはずですが、これは実際に確かめてみたいと思います。

クルマ好きの間では否定的な意見が多い自動運転ですが、東名高速の休日の帰り道の渋滞を考えたら、きっと使ってみたくなるはず。夜の東北道で、最長どこまで自動制御で走り続けるか?試してみたい機能は山のようにあります。2年後には複数の車線を対象にした自動制御を目指しているので、どんな機能が搭載されるか、これも楽しみです。
そして何よりも注目なのはこの車のオーナーたちの事故率が減るか否か・・・・保険料率(割引)の基準ともなるので大変興味深いデータとなるはずです。電気自動車の本格量販と並んで21世紀のクルマも捨てたもんじゃありません。願わくばミニバン以外にもフェアレディなんかで実現してくれたら日曜日のドライブも億劫にならないはずなんですが・・・・・
Imgp0069

日産のコーナーでは大型ビジョンを使ったAI=人工知能の運転制御デモンストレーションが目を惹きます。

今の日産の稼ぎ頭的存在、セレナですが旧くはバネットラルゴ、サニー/チェリー・バネットの流れをくむ車種でライバルのライトエースよりも旧く、もうすぐ半世紀の歴史を刻もうとしています。衝突基準の強化に合わせて、短いボンネットを付け加えたような1・5ボックススタイルを採用したのも早かったし、足回りにグラスファイバーのリーフスプリングを初採用したりと、意欲的なチャレンジを厭わなかった伝統も併せ持ちます。


| 22:18 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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