2016年08月23日
偉大なる「ゴ」
ニューヨークを舞台にした映画と来れば、トムハンクスのスプラッシュ、プラダを着た悪魔、Taxi_in_NY、魅せられて(Enchanted)ナイトミュージアム...いろいろ浮かびますが、やっぱりゴーストバスターズは抜きん出た存在でしょう。その80年代の名作がこのほど再登場、キャストは男女を入れ替え、キャデラック(ECTO-mobil)の年式(1959>1979)も新しくはなっていますが、ストーリー展開は原作通り。続編ではなくリメイクと呼びたい仕上がりです。
期せずして日本でもゴジラの新作が公開、こちらも第1作に忠実なリメイクと呼びたいほどの出来栄えです。ゴジラ映画のほうは対峙する人間社会の側が大きく様変わりしていますが、ゴーストバスターズでは極力80年代のテイストを残している感じで第1作へのリスペクトも感じられます。超えられないオリジナルの魅力というのは音楽、デザインの世界でもままあること、劇中の挿入歌も然りで、取り上げるメディアが当時人気ラジオ番組だったAT40からローカル局のNY1に替わりはしましたが、懐かしのあのキャラとあの人も・・・・・プロデューサーの一人は原作にも携わっていたDan Aykroyd/ダン・エイクロイド氏(=taxi-driverで登場!)です!
ゴーストに関する理論的な裏付け、核エネルギーを転用した排除方法など、原作から変化している部分はごくわずか。ラップ風にアレンジされたおなじみのテーマ曲をバックに、エンドロールが終わるまで初めての人でも十分楽しめる娯楽作品に仕上がっていますが、どこかに続編を示唆するキーワードが登場するので、興行成績と第二作のリメイク製作発表が大いに楽しみ!というのが率直な感想です。