2016年07月07日
6pongiXing
52階の森美術館で開かれていた
六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声
毎回おなじみ、斬新な感覚を持ったアーティストたちの競演です。
皆、様々な視点から思いもよらぬ手法でアプローチしていますが
中でも意表を突いたのはジェンダーにまつわる表現、
というか科学的な考察にも見え、近未来予測のようでもあります。
- 変容するジェンダーへの意識と未来の可能性
愛し合う二人の女性の間に子供が生まれたら・・・・・
その髪、目、肌の色、顔の輪郭、性格はどちらの影響を色濃く受けるのか?実際にCGでシミュレートされた家族写真も並べられ、学術的な側面からも同性婚カップルに生まれた子供の姿を描いています。
卵子が二つあっても細胞は受精も分裂も開始しない?と思われがちですが,ips細胞から原生殖細胞を成長させ、そこからX染色体をもつ精子の生成は可能と考えています。つまり、男はいなくても生殖、出産が可能になってしまうということ!女だけ社会も作ろうとすれば出来てしまうかもしれない・・・・というお話です。現にこの国には女性だけで興行する商業演劇が100年以上も採算ベースに乗っているわけですから、夢物語と一笑に付すわけにはいかないかもしれません。
会社内にも最近、若くて才能あふれる女子の新人が目立ちますが、いずれ女子ばかりのオンナ社会(会社)になってしまったら、どうしよう・・・・(興味深いですが)・・・・
いろいろと考えさせられるゲイジュツなのでありました・・・・・・・