2016年07月21日
バブルウィンドウ
BMWtokyoBAYに展示されている最小の乗用車iso250
戦後もBMWはお得意様の軍用機エンジンの生産が無くなり、高価で買い手の少ない高級車作りを目指しますが商売としては当然のことながら苦戦、経営難を救ったのは大衆に愛される安価な小型のマイクロカーの存在でした。
BMW Isetta 250 Standardは元々イタリアのメーカーが大ヒットさせた1ドアのユニークなクルマ。初期のモデルはキャンバスルーフに三角窓だけ開閉のウィンドウとシンプルそのものでした。排気量も250からスタート、今では大きなスクーターの大半が250ですが、日本の軽自動車枠も当初は2ストロークに限り250cc枠でした。エンジンは二輪車にも搭載されていた2ストロークの単気筒エンジン。
そのエンジンを搭載したバイクがBMW R25 3です
イセッタのおかげで経営難を脱し、少数ながら高い付加価値の車を得意とするBMWの足がかりとなった重要なモデルです。