2016年07月04日
CG2016/08
2016年の自動車界を揺るがした大事件は間違いなく燃費データ虚偽申告問題でしょう。では、カタログに載っている燃費のデータはどのくらい信頼できるのか?そんなもん、ハナっから当てにしていませんよ、というのが大半でしょう?せいぜい他社との比較材料に参考にするとか、雑誌の記事を信用するしか術がなかったものでした。今ではSNSでユーザー個別の燃費が判る時代になったのでますますカタログデータの意味は希薄です。
カーグラフィック誌には昔から信頼できる燃費データが記載されていますが、これとて使用条件や運転のクセを考えれば自分と同じではないはず。自腹でガソリン代を払うのと会社経費でガソリンを注ぐのとでは明らかにアクセルにこめる力の加減が違うと思うからです。今月号のCGは燃費が主役の異色の企画、軽自動車の燃費はエコカーと比べて良いのか悪いのか?燃費の悪い車は良くない車ばかりなのか?膨大なデータを眺めてみるといくつもはっとされる事実に突き当たります。夢のクルマに燃費を求めちゃいけないんだ・・・燃費ナンバーワンだったら魅力はないか?そんなこと、意外にないんです。
目からウロコの記事は他にもあって、これまた異例の建設建機のリポート。燃費はともかく、オペレーターの人材不足は深刻な問題です。自動運転もこのカテゴリーなら早く進みそうです。長期テストにはとんでもなく「夢のクルマ」が登場したりして、ここ数日はチョッとだけ安くなった8月号を手放せない日々が続きそうです。