2016年06月18日
Shortshort FF 2016
ショートフィルムフェスティバルも佳境に差し掛かり渋谷シダックス会場の上映も始まっています。毎年気になっているAsia international&japanの中から何本か鑑賞しました・・
[夕暮れのの催眠教室]は放課後の教室を舞台に二組の男女のこころもようを催眠術に絡めて描きます。もしも[好き]という気持ちを催眠術で思いのままに操れたら・・誰にでも思い当たる普遍的なシチュエーションかもしれません。主役の女子学生二人が個性的なキャラクターで魅力的、不思議な存在感を醸しだしています。
Sociopatheはソーシャルとサイコパスからの造語。幼い女の子の目に映る社会を描いたシンプルな寓話。最初に登場する自販機の無機質で返答の貰えない「ありがとうございました」がキーワードです。ラストシーンの展開は少し前に読めてしまいますが、あらためて好意って何だろう?と掘り下げた意欲作です.
実写の人物に自然に溶け込んだCGのアンドロイド部分が出色の出来映え。膨大な合成作業のデスクワークは仕事仲間の手弁当で製作費用を一桁削減したそうです。全く合成っぽさを感じさせない完成度は見事です!
韓国作品のtheバンパイアlivesネクスト・ドア(特別上映)はイケメン吸血鬼と溺死した少女の不思議なファンタジー。制作は2013年ですが、その後に起きたセウォル号の惨事が頭をよぎります。美少女ではないけどカノジョのクールな熱演が見事です!