2016年05月12日
にっ、三、六つ、(重工との訣別)
三菱自動車の問題が,また大きな節目を迎えました。日産自動車との合流です
ミツビシと云えばパジェロ、ランエボがマニアに人気の車種でしたが、
もう新型車は開発されないのが残念です。デリカやRV車は存続していますが
MITSUBISHIが顧客重視のメーカーとして生まれ変われるのか?
40年以上昔のギャランGTOやランサーGSRのように
魅力的な製品でワクワクさせてくれるのか?
じつは半世紀前のプリンス自動車も日産と一緒になった中堅会社でした。
プリンスにはスカイラインやR380といった名車も多く,日産の財産にもなっています
皇室に納入したニッサンプリンスロイヤルも合併以前から開発されていたもの。
クルマ好きの現・天皇陛下とプリンス自動車があってこそ実現した傑作です。そのプリンス自動車のルーツは戦闘機「隼/疾風」など名機を生んだ,群馬県の中島飛行機でした。しかし戦後の財閥解体命令に依って数社に分割、
そのうちの六社が合流して富士重工が生まれます。人気スクーター・「ラビット」は庶民の足としてお馴染み,バスの車体や鉄道車両、
十八番の飛行機まで輸送機器の総合的なメーカーに成長しました。戦後の国民車構想に倣って360cc四人乗り乗用車を開発。スバル360と名付けられた軽自動車は日本に軽自動車を定着させます。ライバル会社のショールームで顧客が「おたくのスバルを見せてもらえんかね」と尋ねられ苦笑したとか・・・・(ー ー;) そのスバル(六連星)は母体になった6社にも由来します。
牡牛座の右上を眺めるとごく狭い範囲にむつら星(すばる座)が見えますが
今ではクルマのブランドネームとして世界にその名を知られることに
そして,車名だったスバルが会社の新しい名前として、
株式市場にも名を連ねることになります。富士重工からスバルへ
きょう,驚いたもうひとつのニュースがこれでした。