2016年05月07日
暴走は止められぬか?
アメリカ2016大統領選、インディアナ州の共和党予備選もトランプ旋風は衰えを見せず、2位候補だったクルーズ上院議員が撤退を表明,3位につけていたケーシック・オハイオ州知事も撤退を余儀なくされました。こうなると共和党本体も候補指名に選ばざるを得ず、方針を転換した模様です。
トランプ旋風は吹き止まず、11月の本番に向け台風の目と化す可能性も出てきました。
一体トランプ爆走を止める手立てはもうないのか?
それはそうと神戸市内で発生した暴走事故。またしても歩行者が負傷し、逮捕された乗用車の60歳代の運転手は「覚えていない」と供述しました。ブレーキをかけた形跡も見当たらず、健康状態に大きな疑問が残されます。いったいこの手の事故は今後増え続けるのか?
乗用車の急発進事故や暴走事故は、居眠り・追突事故が圧倒的に多いトラックとは明らかに事故の本質が違うようです。こうした暴走事故が目立つようになってきたのはほぼ25年くらい前からのことで、自動変速機の普及に伴って急増した感があります。
初期のこうした事故への対策にはシフトロック機構など、パーキング位置からはブレーキを踏まないとシフトできない仕組みが備わりましたが巡航運転中には無力です。マニュアルミッションの時代なら、意識を失って半クラッチ操作やシフトアップなどの複雑な操作を行うことは事実上無理でした。だから暴走すると言っても加速力の弱い上位のギアで巡航中かレッドゾーンに達するまでの下位のギアなど、限られた条件下でしか発生しようがありませんでした。
それがオートマ時代ともなるとアクセルベタ踏みで速い車は三秒台で時速100kmです!幼児がいたずらして操作しても間違いが起こりうる環境です。では、高齢者にオートマ車の運転を禁じ、マニュアル車だけの運転を認めるようにするか?荒っぽい手段ですが事故の抑止力にはなるでしょう。むしろ、オートマ車には自動ブレーキの装着を義務化したほうがはるかに現実的です。
メーカーによってはこの装備の装着率が高く、保険料も抑えられるメリットもあります。開発したのは日本のメーカー、海外に先んじてこの問題を解決したなら国際商品として大きなマーケットが待ち受けるはず・・・・・なんですが・・・・・