2015年10月23日
東京国際映画祭「破風」
いよいよ開幕した東京国際映画祭 まず最初に鑑賞した作品はこちら
自転車レースを描いた香港の作品「破風」
風よけ ないしは自転車レースのアシストを意味するタイトルです
自転車レースも男女交際も駆け引きが何より重要です
と云ったシンプルなお話を,迫力のカメラワーク,テンポある編集、独特の音楽で見事に演出した監督は香港のダンテ・ラム(林超賢)。スポーツをテーマにした作品を得意としており、その表現テクニック、高い完成度への執念は流石です。TIFFには台湾でも大ヒットした「激戦 」を出品した二年前に続いての参加。台湾、韓国、中国のトップスターを配し、撮影前には役者たちに半年間のトレーニングを施したばかりか,シナリオに無い落車シーンも少なからず,実際に生傷が絶えない撮影だったようです。
それだけにかなりの時間を占める走りのシーンは泊力満点。実際にレースで起こったアクシデントのエピソードなども織り込みながら最後までスピード感溢れる演出で楽しませてくれました
高雄 花蓮 と言った台湾の景勝地だけでなく道路を封鎖して大掛かりに実施されたロケーションもリアルで台湾では記録的な興行成績を挙げたとか。
主演の人気俳優・エディ・ポン (彭于晏)は中国の人気女優チャン・ツィイー(章子怡)との共演作で中国映画『在世界的中心呼喚愛』(仮題)のロケを北海道で行ったことでも話題となっています
そしてヒロイン女優、(ワン・ルオダン)王珞丹もホントにアスリートっぽくって魅力的。体育会系女子好きにはたまらないことは言うまでもないでしょう