シルバーウィーク、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
お休みですか?
お仕事ですか?
私は、週末、祖母の80歳の誕生日をお祝いするため、
広島に帰省してきました。
祖母が暮らす三原市は、私が小学4年生まで住んでいた所で、
小さな街ですが、海があり、山があり、人情があり、
今でもホッとする空気に包まれています。

田んぼには稲穂が実り、すでに稲刈りも始まっていました。
あちらこちらに咲く彼岸花。
この季節の懐かしい風景です。
「ばあちゃん帰ったよー。」と、玄関を開けると、祖母は台所に立っていました。
祖父が他界し、一人暮らしになってからは、
「腰が痛いし、1人じゃけぇねー。」と、
あまり長い時間台所に立つことはなくなったようなのですが、
私が帰って来るというので、料理をしてくれていたのです。
田舎なので、高齢者の一人暮らしは、買い物も大変です。
祖母が作る大量の煮物。
今なら、里芋を剥く手間、野菜を下ゆでする手間、
包丁を研ぐ名人だった祖父がいなくなり、切れ味の悪くなった包丁に、
弱くなった握力で鶏肉を切るのが、如何に難儀か
よくわかります。
料理上手な祖母なのですが、何が美味しいって、
祖母の炊いたご飯を、祖母が握ったおむすびは絶品です。
炊き方の問題?
握り方の問題?
歴史の問題?
それとも、愛情の問題?
いろいろ持病のある祖母の口から出てくる話は、専ら病気のことで…
去年手術をした目のレントゲンを暗がりの窓にかざして、
私に説明しようとするのですが、見えませんからw
私から祖母への80歳のお祝いは
家族が集まっての記念写真にしました。
全員集合!とはいきませんでしたが、
息子夫婦、孫、ひ孫4世代で賑やかに撮影。

祖母は、昔から家族にご馳走をつくった後、
自分は最後に残り物とお漬物で、簡単に食事を済ませるような人で、
何を勧めても贈っても、「ばあちゃんは、ええけぇ(いいから)。」と
いつも遠慮しかしてもらえません。
しかし今回、写真を撮りに行こう、と提案すると、
嫌だとは言わず、満更でもないご様子w
よかった!
どんな仕上がりになるでしょう?
いまから、とても楽しみです。
祖母が笑顔で80歳の誕生日を迎えられたことに、感謝。