2015年05月04日

70s force

 1970年代を変えたと言っても過言ではない映画;スターウォーズ。CGもデジタル映像もない時代にSFXという特撮技術を編み出し,緻密な空中戦を再現したこの映画はほかにも様々なムーブメントを興すきっかけにもなりました。未知との遭遇、スーパマン、日本でも同時期には銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトと、ほかの時代に較べて宇宙への興味がとりわけ盛んだった様に思います。音楽の世界にしても同様。ジョンウィリアムスの荘厳なテーマ曲は後に様々なヒット映画を演出したものですが,この時代にはもうひとつの大きなムーブメントがありました。1977年初頭の全米チャートを席巻したABBAのダンシングクイーン、

 以後ディスコナンバーは着実に浸透してサタデーナイトフィーバーの大ヒットに繋がります。78年の全米チャート1位52週のうちのほぼ半分以上をナイトフィーバー関連のサントラ曲などが独占したのは今でも語り草、日本人も散々トラボルタのマネをしていましたね。DJの大御所、小林克也さんに云わせるとカーター大統領率いる民主党に政権交代した事も大きな要素だったとか。確かに75年のベトナム戦争終結後はアメリカに流れる空気もだいぶ違ったものになっていたのかも知れません。76年には建国200年を祝うお祭り騒ぎでフィーバーしてましたし・・・

 日本ではパルコ文化、雑誌ポパイの創刊に代表される新しい潮流が加速し始めた時期でした。ピンクレディーのデビューもこの時代。図書館でアナログレコードの貸し出しがはじまったのもこの頃,やがて黎紅堂(れいこうどう)と云うレンタル業態が生まれ,借りて返すという消費パターンが定着しました。男子のウェストコーストブームが一巡すると女子のハマトラブームを嚆矢に女子大生人気に繋がってゆきます。

 80年代を迎えると音楽CDの登場やレーザーディスク、ワープロと言ったデジタル技術の実用化が目覚ましくなり,音楽業界でもシンセサイザー,打ち込み系の音楽づくりがはじまります。そんな意味ではアナログ文化の集大成が1970年代の映画、音楽文化だった,と云えるのかも知れません。そうした中でスターウォーズに採りいれたSFXというのは,実はコンピューターに依ってプログラムされた模型の動きを撮影しているのでデジタル技術の創世記的な意味も持っている事を付け加えておきましょう・・・・・

| 20:07 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

コメント

■コメントはこちらへ


保存しますか?
(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます)


2020年 7月

      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

バックナンバー

カテゴリー