2015年04月30日
アメリカ受け,狙ってますから・・・・・?
今日、未明に生中継された安倍総理の米議会両院特別演説。家族の自慢から始まって同盟関係を何度も強調、東日本大震災に駆けつけた米軍をたたえる際にキャロルキングの名曲を引き合いに出して紹介していました。
総理、最初はIT´S TOO LATE - (Carole King)でも引き合いに出すのかと思いましたが・・・・・・
もしもなんかあったら、一声かけてくれればいつでもすぐ駆けつけるからね♪〜ご存知Carole King の You've Got A Friendの一節でした。震災のとき米軍はすぐに駆けつけて(時には命も救って)くれたよね,トモダチダカラ・・・・
だから,米軍になんかあったなら、すぐにでも駆けつけて(殺戮のお手伝いだろうと何だろうと)やれれるように法律だって変えちゃうもん・・・・・トモダチなんだからね! そう解釈してしまうのはワタシだけ?
まだ日本にシンガーソングライターという言葉がなかった70年代初頭、自ら弾き語りで自作の歌を披露するキャロルキングは日本のアーティストにも多大な影響を与えています。最初に狼煙をあげたのは五輪真弓でした。グランドピアノに相対しても、引けを取らない貫禄と存在感。和製キャロルキングとして瞬く間に人気を得ました。そして登場するのがユーミンです。
独特なメロディと絵画的と比喩された詩の世界、もはや和製キャロルキングではなく、ニホンのユーミンとして今も衰えぬ人気を獲得しています。今でもシンガーソングライターの代名詞のように語られるキャロルキングですが、議会の大多数が口ずさめるはずのこんな大スターを引き合いに出してくる所など,今度のスピーチライターは余程,周到な作戦で臨んだのかもしれないな・・・・と思ってしまいます。