2015年04月27日
気になる・ふたり
大道芸と動物園で有名な横浜・野毛、その大道芸もすっかり有名になって指折りのパフォーマーたちが集まるイベントになりました。
今年も好天に恵まれて大盛況。ベリーダンスにジャズの生演奏,パントマイムの個人芸・・・なかでも注目したのは男女のユニット、パフォーマー同士のコラボレーション.ポールダンスと余興の組み合せに,アクロバティックなエアリアルとジャグリングのコンビネーション
「うつしおみ」はいずれもベテランのエアリアルパフォーマー女子とジャグリングのベテラン男子。言葉少なに黙々と難易度の高い技を見せる姿は印象的。ひとつ間違えば墜落、大怪我のリスクも伴うだけに高い集中力と覚悟が求められます.会場はひと時の緊張感に包まれる。二人の信頼関係も特別なものがあるはずです。でもこのふたりどのようにして出会い、ユニットを組むに至ったのでしょう?
2013年結成とあるので、どちらかが大道芸を始め、パートナーを引き込む、といった生易しい芸暦ではなさそう。それぞれがジャグリングの,そしてエアリアルの世界でベテランの腕と確かなキャリアを積んでいます。カレのジャグリングの技は一級品、5つのボールを巧みに操り、それ自体高度な技を感じさせるものだけど、これをエアリアルとジャグリングに組み合わせたら、という発想はカレの側から湧き出たものなのだろうか?。カノジョとしても魅力的な男性に誘われたなら断る理由は見つからない・・・・それとも,逆に彼女の方からアプローチ?
そんなふたりの経緯を勝手に想像しながら息を飲むようなエアリアルを鑑賞しました。
難易度の高いワザの時にはそれとなく、落下地点にカレがいる。万一に備えたポジションかもしれないが、お互いを信頼していないとこのような危険な技に挑むのは(多分)難しい。ひとつ間違えばアスファルトの上に敷いた薄っぺらなカーペットに激突。かなりの時間を練習に割いているはずで、休日には興業・・・ひょっとしたら毎日の生活を共にすることになっても不思議でないのかなあ・・・・。何年か後、また二人の技を鑑賞できたならその辺りも是非見届けてみたい気もします