2015年04月09日
MR-S以来の・・・
ホンダからとっても楽しみなクルマが発売されました「S660」二人乗りのスポーツカーでオープンカーにもなるおしゃれな軽自動車です。200万円近くもするので黄色いナンバーも恥ずかしくありません。こーゆークルマを手に入れるとオトコっちゅうもんは大抵、最初に助手席に誰を乗せようか?悩むものです。
栄光の助手席第一号が決まったら最初にどこへ連れ出すか?これまた悩みどころです。この格好良いクルマ、収納スペースがほとんどありません。ゴルフ場?スキー場?・・・・却下です。山登りのデイパックも膝の上しか置く場所がありません。それも一人分・・・・・
お弁当のバスケットだって、小さめのものしか携行出来ません。と、なると行き先は海水浴場しか思い当たりませんね。フロントのフードを開けるとそこにはエンジンはなく、ごく小さな収納ケースがあります。バスタオルと水着それぞれ2セットくらいならばここに収まるでしょう。
S660は走りを極めたクルマです.折りたたみ式の屋根は畳んで丸めると抱き枕ほどのボリューム。これをフロントの専用スペースに納めたら、あとは何処にも収納スペースは見当たりません。携帯くらいなら置く場所があります.カップホルダーも一本だけなら・・・・・後はレギュラーサイズのティッシュの箱すら、置く場所が無いのがこのクルマ。それでも多分売れるんでしょう。私だって欲しいくらいです。じゃあ、どこが魅力なのか、といえばそれはエンジンの場所。運転席のすぐ後ろ。
F1やルマンのレーシングカーと同じようにリアシートのあった場所がエンジンルームです。うるさいです、不便です。でも、ハンドリングが良いと信じてみんな飛びつくんです。事実、見事なハンドリングと評判ですが、これは電子制御でそうプログラムされているから・・・・誰もが運転うまくなったと錯覚できます。
いろいろな意味で画期的な車です。トヨタが生産をやめたMR-S以来数年ぶりの国産ミッドシップカー、ホンダの軽としては四半世紀ぶりです。去年のダイハツ・コペンや来月のマツダ・ロードスターと並んで消費税8%時代の販売促進策の意味もあります。だから、今こそスポーツカーの時代!そう断言しておきましょう