2015年03月06日
第7回恵比寿映像祭
恵比寿ガーデンプレイスを中心に展開されている第7回恵比寿映像祭~惑星で会いましょう~2月27日(金)から3月8日(日)単に映画の上映だけでなく様々な映像表現のトライアルが展開されていて興味深いイベントです。大規模改修工事による東京都写真美術館の休館を機に、恵比寿の街を舞台に開催中。
会場のひとつ恵比寿ガーデンホールに足を運んでみると天井から吊るされた奇妙なオブジェや携帯パーツで埋め尽くされたボディースーツ、画面に表示された11桁のゼロで始まる番号・・・・携帯を手にとって思わずプッシュしてみたくなりますよね~それぞれにユニークな仕掛けがあって、思わずじっくり見入ってしまいます。
映像表現といってもスクリーンに映される二次元的な平面映像だけではなく、携帯の液晶画面や3D立体映像,ipodとここ数年で表現ツールも様々なバリエーションが生まれています。カメラだって超小型CCDの活用で、今まで考えもしなかった視点からの撮影ができてしまいます。そう、映像表現の世界は急速に進化、発展しつつあるんです。何より実際に目にしてもらわないことには解ってもらえませんが、これは興味深いイベントです。
もちろん一部有料の映画上映もあるほか、お馴染みの街角をテーマにした作品群など、見所もたくさん。今度の日曜日までの開催です。
Duncan CAMPBELLさんの作品 , Make it New John, 2009は映画Back to the Futureでお馴染みのクーペ、デローリアンを描いたドキュメンタリー作品です。といっても説明がないので少し補足を。
夢の車デローリアンは元GMの重役だった、John DeLorean氏が新会社を起こし、新規に開発した二人乗りのスポーツカーを送り出すまでと、経営破綻して工場労働者が悪夢を見るまでを駆け足で、しかしながらツッコミ鋭いインタビューで構成したもの。60年代GM時代にポンティアックGTOを大ヒットに結びつけたデローリアン氏が、新規工場に選んだ地は、英語が通じて労働力コストの安いアイルランドでした。
政府から巨額の融資を引き出したものの政権交代で、追加融資の道は絶たれ、頼みの綱;アメリカでの富裕層向け販売も思うように軌道に乗りません。ハンドメイド部分が多く、樹脂を流し込んでボディを成形するやり方はロータスのような小規模工房ならともかく、生産性が悪く、コストダウンして量産できる代物ではありません。4万台あまりのオーダーがありながらも、運転資金は底をつき、大量解雇、経営破綻の道をたどってしまいます。
映画Back to the Futureが公開の頃には、既に会社はなく、未来のドリームカーは過去のクルマでしかなくなってしまいます。そんな不運なデローリアンカンパニーの束の間の夢物語。ファンには是非ともお勧めしたい作品です。