2014年12月26日
ついに! 南北・三陸縦貫鉄道線
去年の今ごろと云えばドラマ=半沢直樹にあまちゃんの大ヒット,そのお陰でモデルとなった三陸鉄道も今春に北リアス線、南リアス線とも全線復旧を果たし,震災前の営業区間を全て取り戻した・・・・・までは良かったのですが,あいだに挟まるJR山田線(宮古〜釜石)はというと震災後の3年以上、手つかずと云っていい状態でした。
(山田線/花輪線で活躍した頃のキハ58系)
しかし,このほど譲渡したいと云うJR側と受け入れに積極的だった岩手県側が歩み寄り、三陸鉄道に移管の上、復旧が現実化を帯びて来ました.今週譲渡側のJRと岩手県などが合意に達し、JRが協力金のほか車両の譲渡などで協力するもので、実現すれば旧国鉄区間を挟んで、岩手県内の三陸海岸を縦貫する(単一の会社による)長い一本の路線が完成します,
当然、全区間を高速で駆け抜ける直通特急や優等列車の企画も出されるでしょうから,観光面での大きな起爆剤としても期待できそうです。日本では稀少となった気動車急行の復活運行やジョイフルトレインの増発も期待でき、いわての鉄道が脚光を浴びる時代がしばらく続きそうな気配です。
ひとつだけ課題が残ります.山田線の由来である山田駅はこの譲渡区間にあり,切り離されると盛岡〜宮古間に山田の駅名が無くなることになります。愛着のある名前だからそのまま残すのか?それとも、新しい名称を考えるべきなのか??(この区間は現在ちゃんと稼働中)