2014年05月09日
英語版も日本語版も・・・・
杉江さんと同じファーストネームのシンガー、カナコさん(本名)のライブ、六本木で今年二回目のステージです。お正月に宣言した通りオリジナル新作の披露に加えて今回は、リクエストに応える形で今話題のあの曲やこの曲も歌う、とはご本人の弁
じゃあ、当然、あの曲も・・・・・・・・・・やっぱり期待通りでした!しかも一部で日本語版、二部では英語版のダブル披露!!
モチロン、カナちゃん、NY仕込みの「聴ける」英語だからどちらもバッチリです
この週末だけで何回聴いたかな〜『アナと雪の女王』から〜「Let It Go」・・・
奏子with スインギー奥田トリオ
2014.5.2 (金) @All of Me Clubにて
その話題の映画「アナと雪の女王」(原題:Frozen)ですが、Pixerを吸収したディズニーの総力を結集したようなこの作品の見どころはCGで表現された氷・雪の描写の美しさです!そびえ立つ巨大な氷の城や尖ったつららの質感、霜の結晶の見事なまでの成長プロセス・・・・舞い踊る粉雪や、大木に跳ね返されて飛び散った雪が辺りにふんわり落ちてゆく描写など、新たに開発されたソフトウェアのお陰で、合成っぽくない、リアリティの高さが再現出来ています。
数年前の「カーズ」ではマテリアル表面の光沢や「写り込み」まで描写(計算)できる様になったCG技術ですが、今回は「透過」(=透け)の技術も盛り込んだ描画も可能になって、氷の扉の向こうに透けて見えるマテリアルの描写など、一段とレベルアップしたリアリティの高さも見どころです。エルザが編み込んだ髪を解く瞬間の豊かな質感を表現するために、ひとつひとつのマテリアルを動かすよう書き込まれたプログラムラインの数(400000ライン以上!)を想像すると、氷壁のてっぺんから谷底を覗き込むような気分で、この”一度はお蔵入りした企画”を見事なまでに具現化しています。これは是非劇場の巨大スクリーンで鑑賞したいもの!!
人間の動きがリアルなのはおそらくモーションキャプチャーで取り込んだデータが反映されているからで、後ろ姿などでは実写かと見紛う場面がいくつもありました。ゆえに動物の動き方と差がついてしまうのは致し方ないところ・・・・・・(演技力豊かな動物タレントの出現でいつの日か完全キャプチャー化も?)架空の王国にもモデルがあって、制作スタッフが実際にノルウェーのフィヨルド地方を綿密に現地取材して作画に活かしています。
劇中いくつものドラマッティックな曲を手掛けたのは毎回のようにディズニー作品を手掛けたアラン・メンケンではなく若手のロバート・ロペス(夫妻)、ミュージカル仕立ての構成ゆえサントラ盤がデート・ドライブの為の最初のBGMに最適なことは云うまでもないでしょう。吹き替え版でも訳詞を含めて申し分のない出来なので、なるべく英語版も日本語版も見比べておいて欲しい作品です・・・・・・・だから興行収入、さらに倍増か?