2014年05月27日
生き方を探す旅×2
人生の意味を見失い,自分探しの旅に出るオトコの物語×2。片やタイムスリップして自分の両親が暮らす浅草の演芸場へ、あるいは受験浪人が決定し,カノジョにもふられて林業の研修体験に出掛けてゆく若者。今公開中の映画「青天の霹靂」と『WOOD JOB!(ウッジョブ)〜神去なあなあ日常〜』のお話です。
青天の・・・・原作本は劇団ひとり、主演に大泉洋、柴咲コウ,そして劇団ひとり自ら主人公の父親と監督、脚本も兼務しています。主演、大泉洋はbarにはいるものの、オープニングからいきなりカードマジックを手慣れた手つきで披露する・・・・相当なトレーニングを積まなければ撮影初日を迎えることが出来ません。この映画,何と言っても大泉、柴咲の主演コンビの演技力が大きくモノを云います。自分の出自を知った主人公は過去の世界で何を知って戻って来るのか・・・・
対してウッド・・・の原作は「舟を編む」の三浦しおん、監督はウォーターボーイズ、スィングガールズの矢口史靖監督。つまりコメディタッチの青春もので、ヒット確実な3割打線、物語の展開もほぼ想像の範囲内。結論ではなくプロセスをどう描くか,の方が問題です。脇を固める伊藤英明はじめ、男性陣はチェーンソーの扱いからロープワーク、高い木の上での堂々とした演技やビシッと決めた下帯姿など、こちらも撮影迄には相当の訓練が必要。長沢まさみ、優香の寂れた渋い演技も見逃せません。
国内の興行収入ではアナと雪の・・・が興行収入200億突破、ハリポタ越えも確実で、ほかにもテルマエ2、ネイチャーなどの強敵がひしめく今月の映画業界。月末には更なる新作封切りも控えています。そして別所さん率いるショートショート フィルムフェスティバル & アジア・・・・映画の夏真っ盛りです!