2014年04月23日
世界的ヒットから半世紀
NYではまだまだ冷たい雨に雪が混ざるこの季節、NYモーターショーが開幕。半世紀前に発表されたフォードムスタングは爆発的な人気と売り上げを記録し、欧米や日本にも、幾多のいわゆる若者向け、デート・カーを産んだ。
映画の主役としてもスティーブマックイーン(ブリッド)の駆るムスタング、007/ダイアモンドは永遠に、バニシング in 60に「主演」 生みの親のアイアコッカ氏は(他社の)社長にまで昇進、成功物語の良いお手本だった。
発売から10年間はセールスも好調、二度のオイルショックや経済危機、2ドア車に対する保険料の高騰…を乗り越え、決して安泰な時代を過ごしてきたたとは言えません。そんな中で、今だに初代の人気は絶大でこれをトリビュートした最新型がショーの花形として輝いている・・・・自動車の歴史に残る指折りの名車と呼んでいいでしょう。
さて、世界的なヒット作となっただけでなく、新たなマーケット(と云うことはライバルたちも)創出したクルマにマツダ(ユーノス)ロードスター(海外ではミアータ/MX=5)が挙げられる.シカゴオートショーで衝撃のデビューを飾ってから四半世紀.もうムスタングの半分の歴史を築いたことになる。メルセデスや実験的なBMW以外にオープンスポーツカーがなかった80年代末、日本国内に消費税導入されたのととほぼ同時に、安価な価格と古典的なレイアウトで世界に衝撃を与えた広島発のスポーツカーはきょうもギネスの記録を更新中で、量産100万台目が産まれるのももうすぐだ。 四世代目に当たる新型の一部が今回のニューヨークショーに展示されたと云うので業界のみならずマニアたちの間でも話題騒然。来月には国内某所でもお披露目されるとあってことしはにわかに新車ブームの兆しが押し寄せて来そうな気配がする・・・・・