2013年11月26日

(新)酒の季節が来た

 今年もボージョレーの季節到来。でも私にはウィスキーの季節到来です。今年もやってきた、ウィスキーヒルズの季節。さあ、飲み比べです。まずは山崎と白州、それにメーカーズマーク。
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 白州(はくしゅう)は山梨県南アルプスの麓にある蒸留所、当然仕込みに「南アルプス天然水」を使っています。広い裾野に広がる森はバードサンクチュアリでもあり、工場見学とバードウォッチングを一度に楽しめます。さて、その白州育ちのモルトはというと、白ワインのようなフルーティーな味わいと、ほんのり柑橘系を連想させるやさしい風味。女性でも気軽に飲めちゃうだけでなく、どんな料理にでも合いそうな相性の良さも兼ね備えています。

 いっぽう、山崎のふるさとは京都、名神高速、阪急,JR駅近くの大山崎にあって、鴨川、桂川など三本の川が合流する場所、京都では比較的冷涼な場所にあります。ここを蒸留所に選んだのは、英国に渡って本格ウィスキー醸造のノウハウを研究した当時サントリーの社員、竹鶴政孝でした。
 山崎蒸溜所を作った竹鶴は、後にニッカウィスキーを設立、小樽に本格派の蒸留所を設けます。スコットランドで恋に落ち、家族の大反対を押し切って、海を渡り大阪にやって来たリタ夫人の物語は、来年秋の朝ドラマ「マッサン」(2014年9月29日〜15年3月28日)の題材になるそうです。そんなスコットランド仕込みの山崎モルトは、スモーキーで男っぽい、力強い飲み心地を味わえます。人によっては焦げ臭いと表現するかもしれませんが、病みつきになるとこれでなければ満足できません。

 メーカーズマークはまさに両者のいいとこどり。個人的な勘で言うと山崎7:3白州といったブレンドでしょうか。山崎よりも豊かな味わいで、華やかさ、甘さが一段と際立つ感じです。焦げ臭いのが苦手ならやはり白州でしょうか

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 週末の午後には、一杯200円から飲み比べにトライできます。ワインでもなかなかできない飲み比べ、あまりお酒を飲む機会がない人にこそおすすめのチャンスです。(12月中、週末の午後)

| 22:53 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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