2013年07月31日
今年の夏も8H
8時間耐久レースがスタートして二時間あまり。
最初の給油も終え、トップの交代劇もまばらになって来た時間帯
そろそろお昼御飯の好機を迎える。真夏の祭典だった8耐も
昔に較べて指定席の空席が目立つ。20年以上前の今ごろなら
トップグループをケヴィン、 ミック、ウェイン、ジョンといった
国際級ライダー達が彩っていた時間帯だ。
では、今年の鈴鹿は
はるばる9時間も運転し続けて観戦に来る価値があったのだろうか?
序盤、清成が見せた壮絶な追い上げ〜トップ奪取も、単独スリップダウンで
昨年の8耐優勝チームF.C.C. TSR Hondaの三連覇の夢は露と消える
オイルが関連したトラブルのようだ。ピット後にリタイア
そうこうするうちに、今年の注目チーム”カガヤマ”に
ライディングスクールから飛んで来たケビンが乗車
ヘルメットは今も親友=W・レイニーのデザインだ!
2番手争いを繰り返し、今年一番の見どころを作ってくれた。
観客も大喜び。これで優勝でもしようものなら、来年の大幅な
観客動員増加に繋がるだろうか?それとも
現役選手の役不足を露呈する結果となってしまうのか?
やがて午後7時が近づき雲行きが怪しくなって来た。スプーンカーブでは
降雨の第一報が!ラップが30秒も遅くなってきた。いち早くレイン交換を
決めたのは三、四位を争う2つのチーム。トップを走る”834”も
レイン交換準備完了のサインボードが掲げられる。交換すべきか否か
ライダー高橋の判断に委ねられる。コース状況を誰よりも良く把握して
いるのはライダー本人だけなのだ。
レインとドライのタイムが拮抗して来た。高橋巧は動かない
すると、コース東にも広がり始めた雨の勢いが少し弱くなって来た
動じなかったトップは揺るがない。二台が同一ラップに割ってはいって来た
とはいえまだ2分あまりのリードがある、レース残りは数十分。
そして迎えた7時半、客席のカウントダウンゴールにぴたりと
照準を合わせたかのように7時30分01秒にチェッカーフラッグ
周回数記録には届かなかったものの、また感動的なレースシーンを
見せつけてくれた
8耐は7時台まで判らない
今年も教訓通りの展開だった。来てみて損はなかった
来年はどうだろう?
フジロック行ってみるかな?