2013年06月30日
ダグラスF4D-1スカイレイ
7月25日(木)から30日(火)まで、池袋の
東武百貨店で開催される「タミヤモデラーズギャラリー」
に出品するF4D-1スカイレイが完成しました。
(燃料タンク先端のガンメタル色が未塗装ですが・・・・)
去年の展示会に出品する予定が、吹き付け塗装の
失敗で断念しただけに達成感はひとしおです。
失敗の痕跡は機体の裏側にわずかですが認められます。
吹き付け塗装を行う場合、機体にいきなり吹き付けると
塗料の塊が一気に吹き出て、表面に塗装の斑が出来て
しまいます。
これを避けるために、あらかじめ新聞紙などに仮吹きを
して状態を確かめる必要があるのですが、これを怠って
機体の表面をザラザラにしてしまいました。
こうなると、塗装を中断して表面を乾燥させた後、サンド
ペーパーでザラツキを取り除き、もう一度塗装し直す必要
があります。
基本的な手順の大切さを思い知らされましたが、塗装は
やり直しが可能ですのであきらめないことが肝心ですね!
F4Dスカイレイを開発したダグラス社は、DC-3やDC-8
を開発した民間旅客機の名門メーカーでしたが、その後、
マクドネル社と合併し、マクドネル・ダグラスとしてその名を
残していました。
しかし、1997年にボーイング社に吸収され名門ダグラスの
社名は航空界からその姿を消しました。
ダグラスというと、DC-6BやDC-7Cを連想してしまう世代
で、旅客機メーカーとしてのイメージが強いのですが、
戦時中はTBDデバステイターやSBDドーントレス、戦後は
A-1スカイレイダーやF4Dスカイレイ、A-4スカイホークなど
戦闘機や攻撃機の分野でも傑作機を次々と世に送り出した
メーカーでした。
ダグラスの社名は消えても、開発した航空機の数々は今も
なお航空史上に燦然と輝き続けています。