2013年05月31日

開発中じゃアリマセン?おたく・・・

隔年開催される東京モーターショーに較べて
地味な存在ながらも毎年ヨコハマで開催されるのが
人とクルマのテクノロジー展

自動車メーカーももちろんの事、メーカーに部品を納入する
中小メーカーが一堂に会して先端技術をアピールします
いわばここは自動車産業の未来が垣間見える場所でもあり
クルマのテクノロジーに目が無いオタクなマニアには
とっても気になる存在です。

クルマの技術面では電気自動車はもとより一人乗りの
シティコミュータークラスの最小自動車に開発に
三大メーカー本気で力を入れ始めた様です
走る姿は思いのほか格好いい!

さて、クルマの技術向上の中で、どうしても見逃せないもの
がありました、ホンダが開発中の走行データ解析技術です。
3、11の大災害はクルマで被災する、と云う新たなリスクも
身近な危険として認識を新たにしましたね。

ホンダが今研究しているのは、被災した車両のナビから
履歴データを回収して、津波が来る前に一台ごとに
どんな行動をとったか、どこで渋滞が発生したかといった
実際の記録を蓄積、解析しようというもので、すでに生存者からの
証言との照合作業も行われている様です。TV取材も
進行中で近々、広く一般にも知られる様になる事でしょう

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今スグ新車の販売に貢献する訳でもなく、
新製品に応用されるかどうかもまだまだ判りません。


ホンダはGPS衛星が飛び始める10年も前から
自前でナビゲーション技術の開発を進めていました。
これらの経験を元にどんな新技術が生まれて来るのか、
ナビゲーション技術がこれからどんな方向へ発展するのか
まだはっきりとは断言出来ませんが、いつの日か
『このナビのお陰で被災しなくて済んだよ〜」
と云った会話が聞かれる様になったら、エンジニアにとても
この上ない幸せとなるかもしれません。

| 19:39 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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