2013年05月05日

787運航再開へ!

787-1.jpg

バッテリーのトラブルで運航停止となっている
ボーイング787ですが、6月の運行再開を目指して
改良型バッテリー搭載機の試験飛行が行われて
います。


写真のデスクトップモデルは、天谷アナのご主人から
天谷アナを通じて頂いた200分の1の全日空の
オフィシャルモデルです。

機体番号はJA801A、全日空が導入したボーイング社
からの初号機です。

今回のバッテリートラブルについては、根本原因が解明
されていない中での運航再開に、時期尚早との声もある
ため、787を運航する全日空や日本航空は、ホームページ
を通じて、運航再開に当たっての情報公開をしています。

改良型バッテリーの主な改善点は、バッテリーケースの
中に収納されている8個のセルの間に断熱材を挟んで、
1つのバッテリーが発熱しても隣接する他のバッテリーに
熱を伝わりにくくすることや、バッテリー収納部の周辺にも
断熱材を設置して熱が胴体内に伝わらないようにする
工夫が施されています。

また、万が一発熱しても煙が客室内に入り込まないよう
外部に放出する改善も行われました。

また、日本独自の改善点として、飛行中のバッテリーの
温度をテレメトリーシステムによって、地上で監視する
方法も導入されています。

今回のバッテリートラブルでは、8個あるリチウムイオン
バッテリーのセルのうち、1個が異常な高温になり熱暴走
を起こしたことが確認されています。

複数のバッテリーを束ねて1つのバッテリー構造となって
いる場合、ひとつひとつのバッテリーの電圧を管理しながら
充電しなければなりません。
これをバランス充電といっています。

長期間バッテリーを使用しているとそれぞれのセルに電圧
のバラつきが発生するためで、そのまま全てのバッテリー
に同一の充電を行うと高い電圧の残量がある場合、その
バッテリーだけ過充電の状態になってしまいます。

これを避けるためにバランス充電が行われます。
今回のトラブルがそうした充電過程で起きたものかどうかは
分かりませんが、こうした状況は実際に飛行機を運航させて
みないと症状が現れにくいのが現状です。

FAA=アメリカ連邦航空局は、改良型バッテリーの搭載に
よって、重大インシデントは避けられると判断したようですが、
果たしてどうなのか、意見は分かれるところです。


| 11:57 | コメント(1) | カテゴリー:田中穂蓄

コメント

田中さん、祝日勤務お疲れさまです。
田中さん、今回の全日空オフィシャルモデル、「ご縁」によるプレゼント、喜びも格別だったのではないでしょうか?
787の運行再開、ずっと心配していまして、ぜひ田中さんのご判断を仰ぎたいと考えていました。
今回、記事を拝見しまして、改良バッテリーの開発により過充電が解消された、安定飛行への道筋がついたとと信じたいです。

投稿者 ちなみん : 2013年5月 5日 13:27

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