2012年11月11日
シーキング製作記(3)
12月の横浜・人形の家での「ろうがんず」
作品展に向けて目下製作中のシーキングですが、
ようやく胴体が出来上がりました。
製作しているシーキングは、イギリス空軍所属の
救難機「レスキュー・シーキング」です。
シーキングは多くの国々で使用されている多目的
ヘリコプターなので、各国向けに様々な仕様変更が
行われています。
このレスキュー・シーキングも、窓の変更やアンテナ類
の変更など、かなりの改造を必要とします。
とは言え、組み立て説明書の指示に従って丁寧に
組み上げれば、難しい箇所はないのでそう手間は
かからないと思います。
シーキングのコックピットです。
キットのまま組み立てており、特に手は加えていません。
パイロットシートの前にある弓状のものがサイクリック・
コントロールスティックで、回転翼=メインローターの
迎え角を任意の方向に変化させてヘリコプターの進行方向
をコントロールします。
これは右手で操作を行います。
シートの左側にあるレバーがメインローターのピッチを
変化させて、上下方向のコントロールを行うコレクティブ・
ピッチレバーです。
当然、左手で操作しますが、水平飛行中はあまり操作の
必要はなく、計器パネルの操作などを左手で行います。
これでお分かりだと思いますが、ヘリコプターは一般的な
固定翼機(飛行機)とは異なり、右側が主操縦席(機長席)、
左側が副操縦席となります。
左側の席に座っちゃうと、操縦席の中央部に集中する
計器パネルのボタン類の操作を右手で行わなければならず、
そのために左手をサイクリック・スティックに持ち替えて
進行方向をコントロールしながら操作するというやっかいな
手段が必要となります。
これでは迅速なヘリの操縦は出来ませんね!
と言うわけで、一般にヘリコプターは右側が機長、左側が
副操縦士ということになります。
一人の操縦士の場合は勿論、右側に座ります。
さて、話が横道にそれましたが、シーキングはこれから
メインローターやテールローター、小物部品の組み立てに
なります。
次回はどこまで出来るでしょうか。