2012年11月07日
重たい言葉
「無実の罪で刑務所に入れられるのは自分が最後にしてほしい」
ネパール人男性、ゴビンダ・プラサド・マイナリさんの重たいひとこと。
いわゆる97年の東電ОL殺人事件で殺人の容疑者として捕われ
15年も異国の地で、犯してもいない罪の償いを強いられたうえに
[あ、新しい犯人が見つかったからキミ国外追放ね!]
と、祖国に強制送還された元被告の重たい言葉です。
では.拘留された10年以上の時間と不名誉はどうやって償われるのか?
足利事件での誤認逮捕、誤起訴処分
まだまだ記憶に新しい新種のウィルス「iesys.exe」(アイシス)が引き起こした前代未聞の遠隔pc操作脅迫事件。
やってもいない事件のことを何故「やりました」と自白した『容疑者」がどうしてふたりも居たのか???
今回の事件では、自分が知らないうちに脅迫犯として逮捕されてしまうばかりか、自白を強要され起訴に持ち込まれてしまうという、(実際に2人の被疑者は犯行を自白した、と伝えられています)今の警察の旧態依然とした手順があらためて露見したことに戦慄を覚えますね。
威力業務妨害の容疑で身に憶えの無い四人の国民が警察に逮捕され、
あらぬ疑いをかけられたことは各ニュースで皆さんご存知の通りです。
事件の真犯人はTBSあてに送られた犯行をほのめかすメールを送った人物の可能性が高い様です。
この真犯人が語る通り、足利事件や東電OLの事件でも露見した警察組織のお粗末さを世に知らしめる、ことが目的の今回の犯行では充分以上にその目的を達成してしまいました。
問題では何故ありもしない事実を供述した調書ができあがるのか?
冤罪を生み出す恐ろしいメカニズムはいっこうに改善されていないことが今回も明らかになりました。
ゴビンダさんの言葉、日本人は重く受け止めなければなりません」
ノーベル賞を受賞した日本の学術レベルの高さと比べて
警察のお粗末な捜査との差が顕著です。さっさと検挙して即刻重罪を言い渡すどこかの国を批判できたものじゃあありません。
それどころか国際的にも信用を全く失ったといってもいいでしょう。
外国人にこんな言葉をつぶやかせるようでは日本の検察のメンツが立ちません。