2012年10月17日
「相棒」もいいけど「最強」も・ね!
去年の東京国際映画祭を飾ったグランプリ受賞作、映画『最強の二人』
昨年公開された仏でも二位の興行成績、いよいよ日本でもお披露目中です
障害者と支える介護者、という重たいテーマとは裏腹に
EW&Fのポップなリズムに乗って軽快にドラマは展開します。
健康な手足以外は何でも望みのものを手に出来る大富豪
職安をハシゴして、失業保険目当てに面接を受けて回る移民の男
どうしてこんな違いすぎる二人に接点が生まれるのか?
障害者と向き合ってみてひとつ気づかされたことがありました。
彼らは健常者に満足なサービスを望んでいるのではなく、
健常者と対等の立場でいられることに何よりのプライオリティーを
感じているのだ、
そう、私は直感しました
もちろん、丁寧な言葉遣いは失礼には当たりません。
でも、タメ口のほうがスムーズに行く時だってあるんです。
映画の中でフィリップ(障害者)が面接で何よりも求めたのが
自分と対等に接してくれる相手。他の面談者はみな、いかに自分が
奉仕精神旺盛で、介護のエキスパートかをかたるばかり
でも、「彼」だけは違いました。そしてもうひとつ大事なこと
彼が、フィリップの背中を押した、ある行動とは・・・・・
今年見逃せない映画のひとつです。