2012年10月20日
alfa-romeo"giulietta"
O Roméo! Roméo!
Pourquoi es-tu Alfa-Roméo?
Renie ton père et abdique ton nom ; ou,
si tu ne le veux pas, jure de m'aimer,
et je ne serai plus une ”giulietta”.
フランスで公開され、大ヒットとなった「ロミオとジュリエット」
日本にもフランス人キャストでいよいよ上陸、東京で公演中です。
あまりに定番のストーリーですが、なんと言ってもその魅力は斬新な音楽、
久しく聴いてなかったフレンチポップスの系統とは違う、リズミカルな、ビートの効いた、ダイナミックなサウンドです。また、呼応するように照明も最新の設備が活用されシネマライクな小気味の良いスピード感を魅せつけます。そして、緻密にプログラムされた照明に操られているかのようなダンサーたちのスピード感溢れるパフォーマンスは、時としてからくり時計の人形のような精巧な動きさえ見せてくれる・・・・・・
多分、今までのロミジュリとは大きく印象が違って見えることでしょう。
実は日本では他に同じ演出ですでに公演が行われていますが、フランス人キャストがフランス語で演じる上に、音楽のアレンジもオリジナルならではの魅力が引き立っています。
このスピード感、精巧さ、独特のフレンチワールド、なんとなく何かを見たあとの印象に似ている・・・・
私がそう思ったのは「シルクドソレイユ」※
決してアクロバティックな訳でもトリッキーなわけでもありませんが、他に一言でこの舞台の魅力を言い表せる表現が見つかりません。
フィナーレで,物語のモチーフをきっちりと見せてくれる演出にも好感がもてるし、何より最後のカーテンコールに凝らされた演出まで、150分(休憩除く)があっという間に過ぎてゆく感じでした。
ジェラール・プレスギュルヴィック作詞・作曲、2001年フランス初演、
渋谷「東急シアターオーブ」で21日まで。
※感想には個人差があります
※※写真は本文とはあまり関係がありません