2011年09月04日
サンテックの愛機に挑戦!
「ろうがんず」の次回出展計画がまだ未定だというのに、
早くも製作に取り掛かってしまいました。
毎回、締め切りぎりぎりの悪戦苦闘は出来れば避けたい
との理由からですが、さて、どうなりますことやら・・・・・
選んだテーマは、「星の王子さま」の作家サン=テグジュペリ
の「ラストフライト」、1944年7月31日、偵察飛行のため
地中海方面に飛び立ったまま未帰還となったサンテックの
愛機、ロッキードF-5Bに挑戦することにしました。
F-5Bは「双胴の悪魔」と呼ばれたロッキードP-38J
ライトニングの偵察型です。
厄介なことに、これほど有名な飛行機なのに、これまで
プラモデルではサンテックの乗機として商品化された
ことはありません。
(私の記憶の中ではですが・・・・・)
その理由として、機体の塗装やマークが明確ではない
ことが挙げられます。
これまで資料的には少ないながらもいくつかありますが、
いずれもこれといった決め手はありません。
だったら自分なりの想像でそれらしき機体を作ってしまおう
という、大胆かつ大雑把な発想で始めることにしました。
取り上げる機体は、ハセガワの48分の1の「P-38J」、
P-38のキットは、古くはモノグラム(現レベル)から
比較的新しいアカデミーの製品までいくつかありますが、
失敗してもパーツが手に入りやすい国産キットを選択
しました。
先ずは、コックピットや脚まわりの製作から始めます。
お約束通り、当時のアメリカ軍の機内色だったジンクロ
を吹き付けて、スミ入れをしておきます。
いわゆる汚しの技法です。
組み立てたコックピットのシート部分です。
シートにはベルトを自作し付けてあります。
これも最近ではエッチングパーツとして発売されていますが、
私は昔から表面に凹凸の付いたマスキングテープを愛用して
います。
大きさを比較するために10円玉を置いてみました。
計器盤もデカールを使用せずに手書きにしてみました。
勿論、実際の計器盤には銀の縁取りなどありませんが、
コックピットに組み込んで外からはほとんど見えなくなると
この銀が光って何となく計器盤らしく見えるから不思議です。
模型の世界も雰囲気作りが大切なんですね!
と、ここまでは順調だったんですが、これからが大変です。
何しろ偵察型は機首の部分に搭載されている機銃を外して
カメラを取り付けてあります。
そのため機首の形がJ型とはまったく異なるのです。
これをそれらしく再現しなければなりません。
さて、どうなりますか・・・・・・・・