2011年03月12日
(記録的)記録用紙
最初の一分足らずの間に港区内にある地震計が記録した今回の地震波です
下のスケールは縦方向の揺れ。最初にP波(縦揺れ)の到達、すぐ水平方向の揺れ
(S波)も大きくなって来ました。東西南北方向とも桁外れの振幅だったことが判ります。
実はこの時点で、まだ揺れの加速度は最大でも0,2ガルを超えたあたり。
この数十秒後、都心にも大きな揺れが襲来して来ます。
(一秒あたり2ミリ相当の加速度、次の記録紙では6ガル以上に拡大しています)
遠くはなれた震源だったにもかかわらず先に到達するP波、
遅れて到達する筈のS波の到達時間が意外に近いのが不思議です
(概算では100kmにつき概ね10秒)
長周期振動も含めて今回の地震はあらゆる点で今までの常識が通用しません
報道のノウハウも同様に原点から考え直すべきなのかも