2011年02月12日
速報・ムバラク=辞任
再び金曜日を迎えた緊迫のエジプト。日本時間の未明,
ついにムバラク大統領の大統領辞任が発表されました。
先月、木曜日のjamtheworldでお伝えした時点では
チュニジアと同様、ツウィッターなどの投稿手段が
一翼を担っているという分析をお伝えしましたが
このあと政府側は国内大手プロバイダーに対して
これらサイトへの接続遮断を命令、ネットへの接続
そのものも支障を来しているようです。
そこへもって来てgoogleなど大手サイト側が
ついに反撃に出て来ました
(エジプト向けに、電話で音声メッセージを吹き込み、
「つぶやき」として発信できる新たなサービスを開始したというものです。
当局がインターネットを遮断しても、市民が情報交換を続けられるという訳)
政府を巡る抗議活動や集会を巡る混乱で
メディアの側がはっきりと対決姿勢をとった
今回の措置は今までになかった歴史的な出来事
として後世に語り継がれるかもしれません。
そして,ついに大統領の長期政権を打ち砕く結末に・・・・・
さて,この動向を無視出来ずに捉えているのが
一党独裁体制をとる国民総生産世界二位の極東の大国。
ミニブログ形式の呟く者は遮断され,顔・本も写真部分は
閲覧が不能という統制下にある現在,大衆の不満は
もっぱら口コミを介してのみしか伝播手段をもたないようです。
22年前の首都、ある主席の写真が飾られる広い場所で起きた騒乱は
世界に中継される結果となり、
その2ヶ月後、東欧に飛び火した形で、同年8月
ハンガリー国境を東ドイツの国民が越境すると、
その数は加速度的に増え,ついにはベルリンの壁を
無力化してしまいます。ドイツが統一されルーマニアが
民主化,ゆくゆくはロシアの崩壊屁と,世界の歴史の
大きなうねりの端緒となったことに放送メディアが
一翼を担っていたことは否めない事実と思います。
翻って,チュニジアのジャスミン革命を発火点にした
今回の流れ,はやくもイエメンに~近隣諸国に飛び火した
火種が今度はイランでくすぶり始めているようです。
おやおや,地中海を挟んでお向かいのイタリアじゃ
女性問題の噴出した大統領に抗議するデモが百万人とか
聞き捨てなりませぬ♡♡♡