2008年10月19日
2008全日本模型ホビーショー
「2008全日本模型ホビーショー」が今年も
幕張メッセで開催されました。
今年から「全日本模型ホビーショー」と名を改めての
開催となりましたが、このタイトル模型とホビーが
だぶっていません?
まっ、それはともかくとして、今年は国産プラモデルが
誕生して50年の節目に当る記念開催となりました。
各界著名人による作品展も開催されました。
俳優の石坂浩二さんも模型マニア、
石坂さんは第二次大戦中のドイツ機のオーソリティーです。
会場の入り口付近には、国産プラモデル誕生
50周年のシンボルとなるノーチラス号の金型が
展示されていました。
これは国宝と言ってもいいかなりの貴重アイテムです。
国産プラモデルの第1号はこの金型から誕生しました。
40年ほど前、私のラジコン入門のきっかけとなった
練習機「パイロットJr」を発売したOK模型のコーナーも
このショーには欠かせません。
最近は、ご覧のようなジェット機もラジコンでグングン
飛びます!飛びます!
映画「スカイクロラ」の戦闘機「散香」も早速プラモ化されました。
会場には中国からの入場者も多く、各メーカーの担当者に
熱心に質問していました。
実は、ラジコンの世界では今、電動機が主流となっており、
これらのモーターやバッテリー、チャージャーなどを
供給している多くのメーカーが中国や韓国のメーカーである
ということをご存知でしたでしょうか。
ホビーの世界でも世界トップクラスの技術力を誇る日本ですが、
どういう訳か、電動機の分野では中国や韓国に遅れをとっています。
世界を代表する日本のトップメーカーが、これらの分野に参入すれば
モーターにしろ、バッテリーにしろ小型で高性能な製品を供給できると
思いますが、そうした兆候はいまのところ見られません。
「模型なんて!」などと侮っていては遅れをとりますよ!
ホビーはこれから世界の成長産業になるはずですから・・・・・
もっとも、ラジコンメーカーはその多くが家内工業のような弱小メーカー、
大手メーカーの参入は「招かざる客」なのかも知れません。