2007年12月28日
恒例?航空界10大ニュース
今年も残すところあとわずか。
そこで今年も独断と偏見に基づいて
航空界のこの1年を振り返ってみました。
【2007航空界10大ニュース】
1位 国産初のジェット旅客機開発開始に向け本格始動
2位 ボーイング787がロールアウト
3位 関西空港第2滑走路運用開始
4位 エアバスA380シンガポール航空が運航開始
5位 日本航空がワンワールドに正式加盟
6位 次期対潜哨戒機XP-1が初飛行
7位 F-2支援戦闘機初の重大事故
8位 ボンバルディア機が前輪トラブルで胴体着陸
9位 中華航空機が那覇空港で炎上
10位 アリタリア航空がエールフランス、KLMグループの傘下に
1位の国産初のジェット旅客機開発は、三菱重工が開発を
計画している100人乗りの中型ジェットで、2008年3月までに
開発を実施するかどうか正式決定することになっています。
今年は各国の航空会社に積極的なアプローチを開始しました。
期待を込めての1位です。
2位の787ロールアウトは、ジェット旅客機史上最も成功するで
あろうと言われる次世代旅客機の前途を祝う意味でのものです。
3位の関西空港第2滑走路の運用開始は、ようやく国際空港
としての体面を整えることが出来た関空の立場を思っての
ことです。
8位のボンバルディア機の胴体着陸と
9位の中華航空機炎上事故は、ともに、事故原因が関係者を
あっと驚かせた理由から選びました。
特に、ボンバルディア機の事故原因は、製造過程で前輪部分の
ボルトが取り付けられていなかったという、トラブル以前の問題で、
航空史上、数々の名機を輩出してきた名門デ・ハビランドの創始者
ジェフリー・デ・ハビランドが泣いて悔しがるであろうような出来事でした。
10位のアリタリア航空のエールフランスグループ入りも、
近年の航空界を象徴する出来事でした。
かつてはナショナルフラッグキャリアと呼ばれた各国を代表する
名門航空会社が、次々と消滅、もしくは他のグループ傘下に
入るのは、往年の栄華を知る航空ファンにとっては誠に寂しい
限りです。
さて、来る年2008年は、いよいよ国産初のジェット旅客機の開発が
決定されるかどうか決まる年、そして、ボーイング787が
初飛行する年でもあります。
常に、革新的な新技術を導入して次々に開発される航空機、
近い将来は、騒音問題の解消となるような「消音速ジェット機」出現の
夢でも見ながら新しい年を迎えることにしますか。
今年も1年、ブログをご覧いただきありがとうございました。