2007年12月07日
続! ツーリングッ・・・②
あたし達が目指しているのは金色の筑波山。
すでにその3合目くらいには居るハズ。
まだまだどうってことのない坂道。
でもさぁ、あたし、恐怖に駆られて
ヨロヨロとバイク乗ってるもんだから、
紅葉を感じることすらできてないのよ。
あっ、でも、目に飛び込んでくるものがあった!
落ち葉!!!
せま~い道の端っこに、
たんまりと美しく盛られた金色の葉・葉・葉・・・!
『あんなところをタイヤが通った日にゃあ、
すってんころりん、大変なことになっちゃうよぉ!』
でもさぁ、やっぱり慣れてる方は違うわねぇ。
さっき、横になってたT田さん!
そんなことを微塵も感じさせずに
すいすいとコーナリングをこなしてゆくのよ!
ほかの仲間も楽しそぉ~にコーナーを回ってる様子が
バルバルと伝わってくるのよねぇ!
『あ~ぁ、まだこの子はあたしになついてないわねぇ・・・。』
『・・・なつく、なつかないじゃなくて、
あたしの運転技術だろう、問題はっ!!!』
『んなこと言ったってねぇ・・・。
でも、久々なんだし、楽しく走ろうねぇ!』
『ほら、カーブの前で減速。
シフトダウン。
ゆっくり回って、カーブ抜けたら・・・アクセルゥゥゥッ、と!』
『あら、いい感じじゃない!』
そんな独り言をつぶやきながら、
ゆっくりゆっくり筑波の山道を走っていたのさっ。
でもね、そうこうする内にね・・・、
『おいおい、このカーブ、急過ぎないかいっ!?
急だろう! っつうか、無理だろう、コレ!』
もう、それはねぇ、
車でもひっくり返っちゃうよっていうくらいの
とんでもない急勾配&急カーブなのよ(あたしにとっては)!
んで、サイドにはこんもりと黄金の葉っぱが居座ってるわけでしょ!
それが、ずっとずっと、クネクネクネクネッと続いてるわけですよ。
際限なく続きそうな勢いなわけですよ!
『どうしろっていうのよぉぉぉ!!!』
どんどん前のバイクが遠ざかってゆく。
ってことは、対向車が来てるか来てないかは
自分で判断するしかなくて・・・。
だから、絶対に膨らんで走っちゃダメなわけで。
それでなくても、バイクを倒すことに恐怖を感じちゃってんのに!
もう・・・どう考えても・・・・・・先なんて見られない!!!
『あぁぁぁぁぁ~~~~んっ!』
「コツギ!! 止まりまぁ~~~すっ!!!」
・・・へぃっ、わたくし、
カーブの手前でそろりとブレーキをかけちゃいました。
私の後ろは、Kるんです。
チラッ!
『Kるんも止まってくれた! ありがとう~。ごめんねぇ。』
さぁ~て、体勢を立て直し、いざ、ゆっくりカーブ前進。
『よっしゃ! 回れた!』
と思いきや、なんと!
すぐ目の前に、むっちゃ目の前に、またもや、急カーブ!!
『近すぎるだろっっっ!』
ほな、また、止まっちゃえ~~~!
ってなことで・・・、
またまた体勢を立て直して・・・ゆっくりカーブを前進。
「!!!」
チラリと横目に感じた、人が走る姿。
「!!!」
ちらりと斜め後ろを振り返ると・・・!
「ギエェェェェェ~~~~!」
Kるんのバイクが寝転がってるぅぅぅ。
KMさんがバイクを降りて、助けに向かってるぅぅぅ!
『マジマジマジ!?!?!?』
『なんで、なんで、なんで!?!?!?』
『あたしだぁぁぁ! あたしがバイク止めたからだぁ!』
Kるんのリズムを崩してしまいました。
『やだっ! どうしようっ! お願いっ!』
・・・祈った。
祈りながら、金色の葉っぱの上に我がバイクを止めた。
ゆっくりと。でも、素早く。
そして、降りた。Kるんのもとに走った。
『Kるん、どこ?』
「!!!」
仰向けに寝転んでるぅぅぅ~~~!!!
『やだっ! お願いっ!』
・・・またまた祈った。
思考停止。続きはまた・・・。