2007年04月06日
モノ言う指揮者
アークヒルズのサントリーホール、開業からもう20年が経ちます。
毎年この時期にはサントリーホールが一日無料開放される
「オープンハウス~サントリーホールで遊ぼう!」が開催され、
オーケストラ演奏、ホール内のガイド・ツアーなどのほか
普段目にすることの無い公開リハーサルを見ることもできます。
本番演奏を前に指揮者の細かい手直しに熱が入ります。「出だし、もっと早めに入って」
「クレッシェンド、もっとメリハリつけて」
「最後の音、聞こえないよ」
「トランペットの音、よおく聞いて」
本番直前のオーケストラ一人一人に
指揮者の細かい指示が飛びます
楽譜の音符一つ一つに
細かいニュアンスを込めた思いが
時に罵声となって響くことも
本番ではモノ一つ喋らない寡黙な
指揮者ですが、オーバーアクションが
リハーサルでの厳しいやり取りを
彷彿させます。
ニュースルームで言えばアナウンサーと読み合わせするときのデスク、みたいな感じでしょうか。
これからは
「読み始め、もっと噛みしめるように」
「言葉が流れちゃうなあ、もっと楷書の雰囲気で」
「前半の修飾語の部分は説明する様な感じで丁寧に」
「最後のセンテンスはもっと自分に言い聞かせるような締めくくり方で」
ってな感じで、厳しくやりますよ。
下読み一時間は覚悟あれ!
ま、4月1日限定の話
ということで・・・・
(サントリーホールは、この春
まもなく改修工事に入る予定です)
これはホントの話裏に回れば人気の「喜八]にはこの時期空席待ちのながーい列が