2007年01月23日
137丁目の奇跡
2001年1月、新大久保駅で韓国人留学生・李秀賢君が遭遇した事故を覚えていますか?
この冬、映画として蘇ります.'あなたを忘れない’と題して命日の27日、一般公開を前に、天皇ご夫妻も試写会を
鑑賞されています。実は同じような出来事が今年、ニューヨークでも起こりました
救った男性も救われた男性もレールの間のくぼみに身を伏せ、二人の頭上すれすれに通過した地下鉄は急ブレーキ!
(写真は6号線:2006)
ところが、停車した車両の下からは覆いかぶさった男性の「娘達に無事だと伝えてくれ」という元気な声が聞こえてきました。(52nd-st,2006)
各メディアともこの出来事をとても大きく扱っていて50歳の彼は一躍時の人に。会社からは特別待遇を受けるし、当局からも表彰を受けます。テレビのトーク番組からも引っ張りだこ。それでも本人は「そこに居合わせた人間として当然するべきことをしただけ」と謙虚さを忘れません。
"彼が電車に轢かれるのを見たくなかった,” “そして、娘達にもその光景を見せたくなかった."とも語っています。二人の娘さんはこんなに素晴しい父親を一生誇りに思うことでしょう。娘達にだけでなくアメリカ中にも誇りを抱かせました。"No, I don't consider myself a hero, I just went to someone's aid, someone who was in need of help." By Wesley Autrey
ベトナムでの戦争にも赴いたアメリカの新しいヒーローWesley Autreyの言葉です