2022年03月20日

水素(カローラ)に強敵?

鈴鹿で開幕戦を迎えた今年のスーパー耐久レース・・去年豊田章男社長が水素カローラで参戦し話題をさらったあのレースです。
今年、そのカローラにライバルが登場!しかも身内同様のスバルやマツダからも!

社長のカローラは今年もカラーリングこそ一新したものの去年同様、モリゾウ自らドライビング。これに加えてトヨタのレーシングブランドGRからは1400直列3気筒ターボエンジンにco2燃料を組み合わせたゼロカーボン車が参戦。排気ガスからは二酸化炭素ガスが排出されますが、これは元々の燃料の成分に含まれていた二酸化炭素なので実質的なco2ガスの増加量は差し引きゼロ、という訳です。
この燃料をスバルもBRZの2400フラット4エンジンに搭載し、トヨタと同じ燃料、同じ車体で優劣を競おうというもの。
さらにマツダ2にはユーグレナ提供のバイオマスから生成されるノンカーボン・ディーゼルエンジン用燃料を使用して、ゼロ・カーボンエンジンの三つ巴の戦いになるというから楽しみです。
これらいずれもがピストン・エンジンを使ったものなのでモータースポーツファンの心と鼓膜をくすぐるエグゾースト・サウンドは従来通り。これもEVでは得られない楽しみの一つです。

おまけに昨年に続きホンダシビック・タイプRも参戦を予定。カローラも86も市販車と同等の外観にロールバーと大き目のウィングを追加した程度の外観なので、GT選手権とは違い同車ユーザーには一層親近感が感じられるかもしれません。


決勝レースは日曜日、5時間に及ぶ長丁場、GR86とBRZの周回数はともに115周で同一。燃料も同じだけど排気量やターボの有無で優劣はつかなかった、ということか?
バイオ燃料ディーゼルのMAZDA2が7周遅れて108周。まあコストの違いを考えればリーズナブルな結果??
で、水素のカローラは97周。デミオとは10周あまりの差。一時間当たりで2周の差をどう考えればいいのか?補充の時間を短縮すればもっと躍進の可能性はアリなのかも・・・・

5月のテストを挟んで6月初旬には富士スピードウェイで24時間耐久レースも予定されています。

今回とってもウケたのは水素ピットに掲げられたサインボード
大きく「 Co2 STOP 」と書かれていたのが印象的でした

| 20:30 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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