2015年05月21日
ALL-NEW 2016 MAZDA MX-5 MIATA
待つこと10年、ついに新型のマツダロードスターが発売になりました。といっても去年の9月、特別にご対面しているし、今買えるのは3月から早々と商談の予約したオーナーたち。というわけで今、欲しくなったとしても3000人待ちなのだそうです。
さて、10年ぶりのモデルチェンジ。いったいどこが変ったのかというと観てのとおり全部です。世界で95万台も売れた先代、先々代と比べてガラリとイメージを変えてきました。まずは顔つき、今までよりも低い面構えに精悍な目つき。でも最大のニュースは車重が1000kgを切った、つまりダイエットに成功したということで、これは54歳を迎えてグラビア撮影に挑んだ大場久美子もびっくりするくらいのスリム化です。
もちろん時代の要請もあって衝突基準や環境性能もクリアした上で数々の改善を織り込んでいるので単純な贅肉お年とは訳が違います。そして、もっとも注目すべきはこの種のクルマにもついにエネルギー回生装置が組み込まれたこと。全車というわけではありませんが、装備車はブレーキで回収したエネルギーをエンジンルーム内のキャパシターに保存して再利用するのです。燃費もリッターあたり1km向上したというからバカに出来ません。
そもそもスポーツカーの目指す所はエコカーと近いものがあり、すなわち軽量化、高効率化という点で同じ技術を共有するものなのです。都市生活者にとって必要最小限の扱いやすい車体サイズは、シティコミューターとしても絶好の素質を持っているというべきでしょう。さあ、あとはダイハツコペンの新顔の登場を待つばかり・・・・・・