2014年11月03日

クルマ離れはホント?

 ・・・といっても書籍の話。ことしも恒例の神田古本祭りが始まっています。去年もやはりそうでしたが、ことしもあるカテゴリーの本が見当たりません。鉄道やミリタリー関係の本はまだ見つけることが出来ますが、カメラに関してはほぼ絶滅状態。では、クルマの関係書籍はというと・・・・・・

 何でもかんでもネットで答えを見つけてしまう時代、とはいえ高齢者などのアンチ・ネットユーザーにしてみれば書籍の山は重要かつ他の追随を許さない情報源。そう考えてみると、歩道に並んだ出店の古本群にも、一定のルールがあるよ云うに思えて来ます。つまり、ネットの世界が不得手としている情報に関するもの。売れ筋かどうかは別にして、並んでいる本には文学全集や歴史書関連のモノが、目立ちます。

 反面、高齢者には馴染みの無い芸能関係、音楽、テクノロジー関係となると圧倒的に少数派です。これでも数年前は簡単に見つけることが出来ましたが・・・靖国通り沿いの会場をざっと二往復して見つけたのはたった3冊のクルマ書籍。ベスパのオールモデル図録、黎明期の軽自動車をまとめた本。そしてもう一冊は我が家にもある鈴木自動車の歴史をまとめた本。事実上の選択肢は2つしかありません。悩んで悩んでベスパの方にしました。軽自動車の方も捨て難く、例えば農機具で尾馴染みのヤンマー、ブルドーザーのコマツ、輸入車販売のヤナセ等々が自前の軽自動車を企画、試作していたとか10指に余る軽自動車メーカーが当初しのぎを削っていたとか・・・・これはさすがに生まれる前の時代のことで、聞いたことも見た憶えも全然ありません。ベスパだって同様ですが、今でも現存、走り回っている個体が沢山あり、メカニカルな解説も豊富なので、資料的価値が高い!と飛びついた次第です。ネットで調べてもここまではまとめるの大変でしょうし・・・・・

 まあ、何とかお気に入りの物件を見つけることが出来たことしの古本市、心配なのは来年、欲しい本に出会えるかどうか??・・不安なキモチで足を運ぶんじゃ無いかと杞憂しています。

| 22:56 | コメント(0) | カテゴリー:吉田雅彦

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