2018年04月27日

DNA

いま森美術館で開催中の
Dscf9685
建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの. 世界が魅せられた日本建築、その本質に迫る!
今、建築の現場ではベテラン職人のスキルを継承する後継者の減少が問題視されています。一度途切れたらそこで終わりの技術の伝承・・・

会場内で動画が公開されていた駒沢体育館の建築風景。鉄骨をくみ上げる職人の一人は真っ赤に熱したリベットを職人に投げて渡し、これを職人がバケツよりも小さな入れ物で受け取ります。高さ数十メートルの現場で!
まるで神業かサーカスのようなこんな手腕がなければ完成しなかった駒沢体育館。他にも大阪万博の東芝IHIパビリオンに使われた正四面体/テトラポッドの幾何学的デザイン。その合理性、美しさ、奇抜さは今見ても感動的ですらあります。

伊勢神宮では二十年ごとに宮地(みやどころ)を建て替える式年遷宮という伝統が残されています。社殿そのものを残すよりも建築にあたる職人の技を継承するための賢い伝統、一度たりとも途切れたら伝統の継承はなりません。

土俵に女性を上げない伝統とはわけが違います。技術の伝承は途絶えたら取り戻せない大切な遺産です。そんな大切な伝統について改めて考えさせられた展示でもありました。
~ 9.17(月)まで開催中

| 10:22 | カテゴリー:吉田雅彦


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